日本各地の空港から韓国便が就航しており、約2時間あればあっという間に韓国に行ける時代。韓国は地理的に日本に近いにも関わらず、災害が日本よりも少ないとも言われています。

そんな韓国・ソウルで不動産を購入したいと思ったことはありませんか?

もしそうなら、韓国・ソウルで不動産を購入する際に、

  • ソウルってどんなエリア?
  • ソウルで本当に不動産を買うべき?
  • ソウルの中でもどのエリアで不動産を購入すべき?

という疑問を持っていませんか?

今回は、韓国・ソウルの不動産購入に関心のある皆さんが持つ疑問にお答えするために、ソウルの不動産を購入するポイントをお伝えします!

また、ソウルの特徴や地方都市である忠清北道・清州(チョンジュ)と比較した際の物件価格、不動産を購入するのにおすすめのエリアをご紹介します。

ソウルはどんなエリアか?


ソウルは韓国の首都で日本から近い大都市です。大都会ということで日本人にも人気の旅行先になって おり、エステにショッピングに歴史的観光地などお楽しみが目白押し!

韓国ドラマの舞台としてもたくさん登場しますね。ソウル旅行に行ったことのある人もたくさんいるはずです。そんなソウルとはどんな街なのか解説していきますね。

歴史的経緯

ソウルの歴史は古く、百済の時代に漢城という都が置かれていました。高句麗に支配された後、新羅、高麗へと時代は推移し、李成桂が政権奪取して以降の朝鮮時代にソウル(当時は漢城)は都に定められました。

1910年に日本に併合された後、日本が太平洋戦争に敗戦した後の1948年8月15日に大韓民国政府が樹立します。それと同時にソウルは首都となり、1949年8月15日に現在まで続いている「ソウル特別市」となりました。

経済の中心


東京が日本の経済の中心地であるように、韓国の場合もやはり首都であるソウルが経済の中心地です。韓国企業の本社が立ち並び、日本をはじめとした外国企業の支社なども多くあります。

1960年代、日本からの戦争補償で「漢江の奇跡」と呼ばれる復興を成し遂げたソウル。現在も、全人口の約4分の1が集中する人口密集地帯であり、活発な経済活動が繰り広げられています。

街の雰囲気

一国の首都というだけあって、とても活気溢れる街になっています。韓国の流行の発信地でもあります。日本人観光客が絶対といって良いほど行くスポット・明洞をはじめ、南大門市場、東大門市場での買い物は楽しいです。

学生街の弘大(ホンデ)や新村(シンチョン)は若者で賑わっていますし、韓国ドラマのタイトルにも入っている清潭洞(チョンダムドン)はハイソな雰囲気が魅力です。また、北村や仁寺洞、故宮など歴史的な見どころもあって飽きることがない街です。

1年の天候


ソウルも日本と同じように四季があります。春には桜、梅雨、夏の猛暑、秋は紅葉と四季を楽しめます。けれど冬の寒さはとても厳しいです。

また、春先には桜を楽しめますが、最近では韓国語で「ミセモンジ(미세먼지)」と呼ばれる微細粉塵(日本ではPM2.5と呼ばれています)や黄砂が日本よりも深刻で、専用マスクをするなど対策をして出かけたり、不要不急の外出を控える人もいます。

ソウル在住日本人の数

SEOUL METROPOLITAN GOVERNMENTというサイトによると、ソウル市住民登録人口統計に占める日本人の割合は3.0%となっています。韓国系中国人や中国人、台湾人に次ぐ4番目に多い約8,386人の日本人がソウルで暮らしています。

ソウルと清州の不動産価格比較


東京の不動産が日本の他の地方都市と比較して高いのと同じように、ソウルもやはり韓国内の地方都市と比較した時にその価格の高さが目立ちます。

今回は、地方都市である忠清北道にある清州市内の不動産価格と比較してみましょう。清州市はソウルから高速バスで約2時間程に位置する都市です。

清州

47m²9千5百万ウォン~1億 5千万ウォン(ウォン=KRW ₩、以下₩と表記)
74m²2億~3億₩
103m²3億₩
130m²4億₩

ソウル

ソンパ区  
59m²3-7億₩
82m²5-8億₩
122m²7~12億₩
ノウォン区
72m²4~5億₩
114m²6~7億₩

出典:ハンギョレ新聞社

韓国の地方都市の不動産価格は下落が見られる場合もある一方、ソウルの不動産価格は2016年頃より上昇傾向にあります。特に再開発等で人気のエリアは価格が高いです。清州では広い部屋に住むことができても、同じ価格でソウルでは清州の半分以下の大きさの部屋にしか住めないという場合もあります。

ソウルで不動産購入におすすめのエリア


ソウルといっても実はかなり広いです。具体的にソウルのどこに不動産を購入したいかと聞かれると、どのエリアが住みやすいのかと悩みませんか?

そんな人のために、ソウルで不動産購入におススメのエリアをピックアップしてみました。それぞれの人のライフステージや生活に合った地域があるので知らないで不動産を購入すると損ですよ!

①ノウォン区(蘆原区)

ソウルの北東部に位置する地域です。ソウルでもいわゆる郊外と呼ばれるような地域で、普段観光などで行く日本人は少ないかもしれません。

そんなノウォン区をおススメする理由は、自然が豊かであると共に飲食店や雑貨店など生活に必要なお店が充実していて便利です。学校や塾など教育施設が整っているので少子化時代でありながら、親の子供に対する教育が熱心な地域でもあります。子供を育てるファミリー層にはおススメ!

②ソンパ区(松坡区)

ソウルの南東部に位置するエリアです。ソウルオリンピックが開催された地域として有名です。オリンピック公園やロッテワールドに行ったことのある人もいるかもしれませんね。

最近は色々開発が盛んな地域なので、開発による豊富な生活インフラを享受することができます。都会らしい便利な生活ができますし、日本と変わらない生活水準を保った暮らしができます。

③ヨンサン区(龍山区)


ソウルの中央部に位置するエリアで、梨泰院やソウルタワーなど日本人にも人気の観光地が集まっています。特に東部二村洞は日本人駐在員も多く住むエリアで、日本人街として知られています。

外国生活に慣れないという人でも、比較的日本と同じような感覚で過ごせると言えるでしょう。日本の商品を取り扱うお店もありますし、病院などでは日本語が通じやすいです。

まとめ


今回はソウルの不動産購入のポイントについてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?ソウルでの不動産購入に関して抱いていた疑問は解決できましたか?

SEKAI PROPERTYでは、現地のデベロッパーや不動産エージェントと提携し、いち早く正確な情報を提供できるほか、現地日系企業とも複数提携しており常に新しい情報を入手することができます。韓国の不動産投資を検討している方はお気軽にお問い合わせください。