ベルジャヤ タイムズ スクエア ホテルKL(クアラルンプール)は、日本円にして約4億円をかけて改装中。今年中に、すべての客室やボールルーム、会議室がアップグレードされる。

Berjaya Hotels&Resort(BHR)の最高執行責任者であるFoo Toon Kee氏は、2020年は重要な年と位置づけている。それは、VM2020(Visit Malaysia 2020)によるところが大きいと話す。

「観光芸術文化省では、VM2020 などを積極的に推進し、マレーシアに観光客を誘致しています。だからこそ、質の高いサービスを充実させ、お客様に最高のおもてなしを提供できるよう、今後も努力していきます」とFoo氏は語る。

ホテルの客室などの改修は、2段階に分けて行うとのこと。まず第1段階として、88の客室が2020年5月までに改修を終える。そして、第2段階は2020年後半までに改修を完了させることを目指している。

もう一つの大きな焦点は、2019年11月にリニューアルにしたビッグアップルレストランと、マンハッタンボールルーム、会議室の改装である。「当ホテルはMICEで訪れる方々に、最高級の施設をご提供するためにアップグレードしております」とFoo氏は述べた。総客室数650を誇る同ホテルの改修作業は、今年末までに完了する予定だ。

5つ星ホテルの大改修は、2009年から2010年に行われたのを最後に、それからは小規模な改修工事が行われていただけだった。しかし、Foo氏は「ホテルのユニークさや個性、革新性を求めるお客様の期待に応えることで、私たちは発展してきました。これからもその期待に応えながら、新たな競争に打ち勝つための準備を進めていきます」と話す。

ベルジャヤ タイムズ スクエア ホテルKLは、シンガポールやタイ、中国、フィリピン、ベトナム、インドネシア、オーストラリアからの個人旅行者だけでなく、様々な業界のビジネスマンも主要なターゲットとしている。

年間の平均宿泊率は約70%で、平均宿泊料金は日本円で約10700円。平均宿泊料金を維持しつつ、売上・収益を最適なレベルに保っていくことを目指している。

このホテルは、スタイリッシュなデザインと洗練されたダイニングルーム、宿泊ルームを組み合わせた新しいコンセプトによって、ホテル業界に新たな波を巻き起こそうと考えている。

クアラルンプールの国際金融地区であるトゥン・ラザック・エクスチェンジとブキ・ビンタンシティ・センターの中間という戦略的立地にあるベルジャヤ タイムズ スクエア ホテルKLの競争力は、今後さらに高まっていくだろう。街の中心部にあるため、交通の便が良いのもこのホテルのメリットだ。

Berjaya Hotels&ResortはBerjaya Corporation Groupのメンバーです。

【参照】https://www.nst.com.my/property/2020/01/558108/berjaya-times-square-hotel-kl-rm15-million-makeover

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セカイプロパティ編集部
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