ホーチミン市や他の大都市と比較し地価が安いこともあり、今ベトナムの未開発エリアが投資家の注目を集めている。

州境に近い地価が安いエリアには、昔ながらの美しさが残っており、またそのロケーションから将来的に地価は数倍に上昇する可能性があるという。

ホーチミン市の不動産会社も、こぞってロンアン省やヴィンロン省、ビンフォック省、ビンディン省などの土地を購入しており、それにより地域の資産価値は上昇している。

大都市の土地は流動性が高く、また高利益も見込まれる。しかしホーチミン市などでは購入可能な土地は少なくなってきており、地価はピークを迎えている。

また郊外の土地の法的手続きは、都市部より簡易的で時間もかからないというメリットもある。さらに大気汚染や交通渋滞、騒音などの影響もなく、海や山などの自然が楽しめることから、将来的に観光の面でも期待できるとされている。

最近では高速道路や空港などのインフラ開発も盛んに行われており、今後10年にわたり長期的な高利益が見込まれると考えられている。

しかし専門家は、このように上昇を続ける地価が何の前触れもなく下落する可能性もあると指摘する。これらの地域で行われるインフラ開発や大型プロジェクトが、予定通りに進まないなどということも少なくない。リターンが得られるまでに時間がかかるこのような地域への投資は、リスク面もしっかり理解する必要がある。

今年上半期にリリースされた住宅不動産は、昨年同時期の39.1%にとどまっている。

【参照】Investors eye land in VN's underdeveloped provinces

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セカイプロパティ編集部
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