2020.03.07
バンコク、渋滞と大気汚染緩和のための鉄道プロジェクト
タイの首都バンコクでは、自動車交通渋滞と大気汚染が深刻な問題となっており、政府はその解決策の一つとして、鉄道交通網の開発に取り組んでいる。完成すれば、中国やシンガポールへ鉄道で行くことが可能になり、タイのほとんどの主要都市とバンコク間が結ばれることになる。タイ政府は、鉄道網拡張や高速鉄道開発のため210億ドル(約2兆2,556億円)を投じると発表しており、開発費13億ドル(約1,396億円)の交通のハブとなる東南アジア最大規模の駅も建設されるという(2021年オープン予定)。ガソリン車や工場、発電所などから排出されるガスなどで、バンコクの大気汚染は過去最...