2019.09.21
早くも投機家が押し寄せるインドネシアの新首都
インドネシア政府が首都を移転させる計画を発表して以来、移転先とされるボルネオ島(カリマンタン島)には不動産デベロッパーが多数集まり、すでに地価の上昇が見られるという。投機家などが殺到している現状を受け、政府が一括して土地を保護・管理し、民間業者へ手頃な価格で販売するなどの措置を求める声が挙がっている。政府は現在、新首都近辺における18万ヘクタールの土地(ジャカルタの約3倍)を管理しており、新首都の建設における費用の80%は民間企業や国有の事業体負担で対応したい考えを示している。