2019.07.01
マレーシア、公共交通機関を重視した住宅開発へ
近年マレーシアでは多くの住宅開発が進み、供給過剰も懸念されている。現地の人々が手頃な価格の住宅を購入しないのには、いくつか理由がある。手頃な価格の物件は、公共交通機関の駅から離れていることが多く、この点がネックとなっているというのだ。そこに目をつけたのがRAC(Railway Assets Corporation)である。RACはマレーシア運輸省所轄の法定組織であり、セランゴール州内に1,400ヘクタールに及ぶ土地を所有している。その土地を利用して、手頃な価格の住宅開発を進める案があるという。駅などに近い場所に住宅を建てることで、公共交通機関の利用率を高...