英不動産コンサルタント「ナイトフランク」の最新レポートによると、フィリピンの首都マニラの高級住宅市場が急速に伸びを見せており、高級物件用の地価が上昇しているという。

中でも様々なインフラ開発が進むアラバン地区は、収益性が見込まれるエリアとして注目されている。かつては農村地であったアラバン地区だが、現在ではフィリンベスト・シティ(住宅、工業、商業施設を収容する地区)を含む商業地区へと成長を遂げている。

フィリンベスト・シティの地価は、過去6年間で300%も上昇している。

一例を挙げると、フィリンベスト・シティの「ボタニカ・ネイチャー・レジデンス」などは、環境に配慮したデザイン建築として三ツ星を獲得しており、贅沢かつエコなライフスタイルを提供している。二酸化炭素排出量を減らし、エネルギーをセーブし地球温暖化に配慮した生活が可能というわけである。この物件の資産価値は、80%上昇したという。

また同じくフィリンベスト・シティの「ブリストル・パークウェイ・プレイス」は、40階建ての現代的な高層マンションとなっており、資産価値は30%上昇している。

フィリンベスト・シティにも程近い「ザ・エンクレーブ・アラバン」は、13ヘクタールの土地に広がる戸建てタイプの高級物件である。218の区画があるが、その大半がすでに埋まっているという。(地価は対前年比+10%)

高層ビルが立ち並ぶマカティなどとも異なり、他のマニラ周辺とは違う雰囲気を持つアラバン地区。最近ではビジネス街として様々企業がオフィスを構えており、今後さらなる成長が見込まれる。

【参照】Alabang growth area of luxury properties

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セカイプロパティ編集部
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