タイ政府は、それぞれ規定の条件を満たした高所得者、退職者、タイからのリモートワークを望む専門職につく者について「投資者」とみなし、長期滞在査証(ビザ)の取得や個人所得税免除などの特典を提供することを閣議決定しました。

具体的な条件としては、それぞれの部門で以下のように定められる予定です。

  • 「高所得者」はタイの国債、不動産 、または外国人がタイに直接投資できるその他の方法で50万ドル(約5,750万円)を投資することに加え、過去2年間の収入が計8万ドル(920万円)以上あり、100万ドル(1億1,500万円)以上の資産を有していること
  • 「退職者」は50歳以上で年収が4万ドル(約460万円)以上あり、25万ドル(約2,870万円)をタイの国債または不動産に投資すること
  • 「タイからのリモートワークを望む専門職につく者」は年収が4万ドル(約460万円)以上で、修士号以上の学位を取得しており、研究分野において5年以上の経験を有すること

また上記以外に、デジタルサービスの専門家でタイ証券取引所に上場している企業で働く者、または年間の収益が5,000万ドル(約57億4,700万円)以上の非上場企業で3年以上の勤務経験がある者も、長期滞在査証の対象となる予定です。この部門は特にタイの産業や学問への貢献が期待され注目を集めていますが、この部門に限りタイ移住後の収入には所得税の納付が義務付けられる予定です。

※1ドル、114.93円(2022年2月24日現在)

参照:https://www.khmertimeskh.com/501030762/thailand-offers-visa-perks-for-wealthy-long-stays/

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セカイプロパティ編集部
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