2018-08-06
カンボジアの総選挙の影響で、不動産投資を見送る投資家が増えている?
- 海外不動産ニュース
カンボジア市場のオブザーバーによれば、日曜日に実施される総選挙に向けて、投資家の多くが決断を延期し、カンボジアの不動産市場は警戒態勢に入っているという。
現地メディアのクメール・タイムズは、カンボジア王宮が国会議員を選出する準備を整えたことで、総選挙が、投資家が意思決定をするための「最も重要な要素」になったと報じた。
米系不動産会社のCBREカンボジアのアソシエイト・ディレクターである、ジェームズ・ホッジ氏は、「政治的な環境が日常に戻るまで、投資家は意思決定を延期する。それによって、選挙の効果としては、不動産市場をやや停滞させることになるのが国際的な傾向だ」と述べた。
「非常に大規模な1つの投資の影響を除けば、カンボジアの不動産市場の数字は昨年と比較して、かなり堅調な状況にある」とホッジ氏は述べた。
カンボジアでは、選挙の期間中に約2,000の新しいマンションが完成し、コンドミニアムは11,830戸に到達し、前四半期比で20%の増加を達成した。
今回の総選挙の結果、こうしたプロジェクトが崩壊し、不動産の供給は以前のレベルまで低下する可能性がある、とホッジ氏は指摘した。
その一方で、ホッジ氏によれば、「計画を大幅に上回る利益が見込めるような、高品質のプロジェクトが適切に配置されていることから、投資家は首都ブノンペンのマンション投資に依然として積極的だ」という。
また、「手頃な価格の不動産物件は、現地の購入者をターゲットにして、需要を更に強化する可能性がある」とホッジ氏は指摘した。
首都ブノンペンを中心とする堅調な需要に対し、今回の総選挙がどのような影響を及ぼすか、今後の動向に注目したい。
【参照】This is how the elections are affecting Cambodia's property market
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