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2018-04-10

JLLが「世界都市の10類型未来都市創生への道程」の2018年版を発表。

  • 海外不動産ニュース

4月3日、不動産サービス事業を総合的に行うJLLが、The Business of Citiesとの共著による、「世界都市の10類型来都市創生への道程」のレポートを公表した。

各都市の発展の過程、課題、命題、機会などの要素を測定し、4つのカテゴリーごとに10種類の都市群に区分している。


各国の企業や不動産投資家が、事業の実施先として適した都市を見出すための機会を提供するという観点から、世界各国の都市の特徴を比較して判定したレポートで、不動産投資の戦略上の選択決定のための重要な手がかりとなる。

各カテゴリーと都市群は以下の通り。


確立された世界都市のカテゴリー:企業、資本、人材など、都市の価値を決定する要素が集中しており、国際的な競争力を有するグローバルな都市群が該当する。

■ビッグ7
ロンドン、ニューヨーク、パリ、シンガポール、東京、香港、ソウル流動性の高い不動産市場や都市独自の魅力によって、多国籍企業や投資家の注目を集める大都群である。世界の商業用不動産への投資額の約1/4を占有しているのが特徴だ。反面、各国の都市が成長を続ける中で、今後の経済的な発展を維持することを共通の課題とする。

■挑戦者たち
ロサンゼルス、上海、北京、アムステルダム、シカゴ、サンフランシスコ、トロント、マドリード、シドニー、ワシントンDC直近のマーケットにおいて不動産投資が急激に増えたことを特徴とする都市群である。国内外の経済圏への接続性、効率的な都市とマーケット、世界資本からの期待感、豊富な人材、様々な種類の産業など、豊かな都市資産を形成するための要素が拡大傾向にあるのが特徴だ。

新たな世界都市のカテゴリー:生活の質、インフラ整備、ニッチな専門性など、都市運営の面で成熟している中規模の都市群が該当する。不動産投資、企業と人材の誘致などに適した都市が多いのが特徴だ。

■イノベーター
オースティン、ベルリン、ボストン、デンバー、ダブリン、ミラノ、ミュンヘン、サンディエゴ、シアトル、シリコンバレー、ストックホルム、テルアビブ科学技術の発達やビジネスを取り巻く環境について、世界トップクラスの実力を誇り、技術革新や起業家の育成に優れた都市群である。都市の経済規模と不動産投資額のバランスに優れている反面、住宅やインフラ整備などの受容力に今後の課題を有しているのが特徴だ。

■ライフスタイルシティ
オークランド、ブリスベン、コペンハーゲン、ハンブルク、ヘルシンキ、メルボルン、オスロ、バンクーバー、チューリッヒ近年の市場において賃料が大きく上昇しているのが特徴の都市群である。生活水準の高さと国際的な魅力が、各都市のブランド性を高めている。教育水準の高さや公共サービスに優れていることなどが、主要な輸出市場の発展を促進している。

■インフルエンサー
バルセロナ、ブリュッセル、フランクフルト、ジュネーブ、京都、マイアミ、ウィーンオフィスのテナント料の額の変化が小さいなど、不動産市場の安定性が特徴の都市群である。グローバルな機関や優秀な交易設備などを有しており、政治、法律、貿易などの分野でグローバルな影響力を有している。

新興世界都市のカテゴリー:新興国における政治経済の中心として発展している都市群である。自国の需要と消費の拡大に対応する形で、急激な近代化を達成してきたことが特徴である。貿易と資本の玄関口としての役割も担っている。

■メガハブ
バンコク、デリー、イスタンブール、ジャカルタ、ヨハネスブルク、マニラ、メキシコシティ、モスクワ、ムンバイ、サンパウロ新興国の政治や経済などの意向を決定する場であり、各国の主要な玄関口となる都市群である。ビジネス、金融サービス、観光などに特化している反面、今後の不動産投資の受け入れ先として、法整備など透明度の向上が課題となっている。

■エンタープライザー
バンガロール、広州、ホーチミン市、クアラルンプール、深セン、台北世界の中で最も活発な不動産市場を誇る都市群である。国内の経済を担うためのサービス業に特化した地域が多くなっている。新興世界都市に該当するグループとしては、不動産の投資家の誘致に最も成功しているのが特徴である。

■パワーハウス
成都、重慶、杭州、南京、蘇州、天津、武漢、西安新興世界都市の都市群の中では、オフィス物件のテナント料が最も高く増加した都市グループである。国のバックアップを受けている中国の各地方都市で構成されている。世界的な製造システムに組み込まれている安定性の反面、今後の競争力の維持が課題となっている。

ハイブリッドと成長エンジンのカテゴリー:新たな世界都市と新興世界都市の両方の性質を有している都市で構成されている。今後大きく発展するための良好な環境を有しているのが、成長エンジンの特徴となっている。

■ハイブリッド
アブダビ、ブカレスト、ブダペスト、ケープタウン、ドーハ、ドバイ、プラハ、サンティアゴ、ワルシャワ新たな世界都市と新興世界都市の混合タイプの都市グループである。同等のレベルの性質を有する他の新興国の都市よりも、生活の利便性の面で発展している。市況サイクルにおいては、ビジネス用の物件の規模を拡大させているのが特徴だ。

■国内成長エンジン
アトランタ、ダラス、ヒューストン、名古屋、大阪国内市場へのアクセスのしやすさ、少ない競争相手、需要の安定化など、成長するための環境に恵まれている都市群である。国内における中期的な耐久性や持続性が担保されており、不動産の透明度や投資額も上昇している。

【参照】2018年版 都市比較インデックス「世界都市の10類型 未来都市創生への道程」を発刊

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セカイプロパティ編集部
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