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2017-05-22

中国小都市での需要が続き、不動産価格が6ヶ月ぶりに上昇

  • 海外不動産ニュース

中国不動産バブル

中国の大都市の住宅価格は、不動産市場を抑制する行政の対策が効力を発揮し、4月に軟化した。しかし、小都市での需要が堅調に推移したことにより、全国的に価格が6カ月ぶりに上昇した。


3月末以降、大都市の当局は、買い手が新しく購入した家をあまりにも急速に売ることを禁じるなど、不動産投資の抑制活動を強化していた。政府は昨年9月、北京や上海など20都市で住宅購入や住宅ローンに制限をかけた。その結果、多くの都市で価格が下落。だが、その一方で、小都市への需要が高まることとなった。実際に、北京首都圏の小さな都市である中国の唐山市では、「4月の物価上昇率が前月から2.2%に倍増した」と、国家統計局のデータが示している。


E-House China R&D研究所のアナリストYan Yuejin氏は、中国の小規模都市(ティア3の都市)の価格は、4月に0.9%上昇したが、ティア2の都市の成長率は0.6%と横ばいだった、と報告。また、中国の大都市では、増加率は0.3%に低下した、と付け加えた。


政府の制限により、小都市にある不動産の需要は増えてきている。しかし、大都市の不動産は、依然として需要が高い。そこで、中国の金融拠点の一つである上海では、今月初めに、新たに発売される商品住宅には、公証機関が実施する番号抽選で公開分譲することを義務付けた。市場の不規則性を修正するためである。


中国政府や地方行政は、度重なる抑制策を行なっているが、不動産市場は未だに不安定な状態だ。投資家の関心はいつ、何をきっかけにバブルがはじけるのかの一点のみ。これに対して、アナリスト達は、不安定な不動産市場がピークを迎え、いつ下落するのかを掴めていない。バブルの絶頂期を指摘するのはプロでも難しいのだ。あちこちで、「中国の不動産バブルは、間も無く終わるだろう」との声が聞かれるが、結論が出るのは、まだ先のようだ。




著者:柏戸 美由紀

【参照URL】【NEW STRAITS TIMES】Smaller cities keep China property market hot