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2017-05-11

シンガポール不動産市場、危機を脱す

  • 海外不動産ニュース

シンガポール不動産市場、危機を脱す

 シンガポールは東南アジアでは最も開発が進んだ世界でも有数の先進国である。税制や相続手続の有用性、また国際ハブ空港であったことや都市国家というアクセスのし易さも外国投資家達の間では世界トップクラスの人気を誇る。さらにシンガポール政府の市場経済への理解もこれを後押ししていて、国際的な有能医師を集めたの国家主導のリクルート政策やテマセクホールディングスという政府運営投資会社など、かつて1960年代日本の池田内閣の国民所得倍増計画のように政府の市場経済第一主義の強い構造がある。そのため1990年代のアジア通貨危機も自力でシンガポールは乗り切った過去がある。シンガポールはそうした安定市場であるため、近年は成長幅が狭く、以前と比較すると外国資金調達に少し困っている状況にあった。しかし、今週シンガポール不動産市場に回復の兆しが見えた。

  米国シカゴの不動産投資会社ジョーンズ・ラング・ラサール社の調べによれば4月11日、シンガポールのトータクロードでは、買いが殺到した。また4月17日にはURA社の公開によるさらなる買いの殺到によって、シンガポール投資不動産市場は転換点を迎えたと報じている。また同社によれば、シンガポール高価格帯住宅市場は2016年第3クオーターでピークであった2013年と比較して18.3%下落という最悪の状況から脱し、上向きに推移しているという。同社のシンガポールリサーチ局のトップを務めるTay Huey Ying  氏によれば、「6か月の間で高級住宅市場は1.1%成長で回復に向かっている」と話す。さらに、「現在の市場価格は平均で500万シンガポールドル安いとみられていて、投資家達には『買い』のトレンドである」という。

 シンガポールは先進国であるため、その他の東南アジア諸国と異なり、高級住宅物件が市場を牽引している。この高級住宅の回復は同国には追い風となっている。



著者:鈴木 大貴