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2016-06-21

経済成長から見るフィリピンの地域別不動産投資動向

  • 海外不動産コラム

Lamdiによる不動産レポートによると、2014年にはフィリピンの人口は1億人に達し、世界中の海外投資家から急成長を続ける投資先として近年注目を集めている。

2013年には台風被害にもかかわらず、経済は7.2%成長し、中国に続くアジアで第二位の成長率となった。2014年には6.1%の成長率と、前年に比べると少々減少したが、東南アジアでは一位の成長率であった。昨年は東南アジアではベトナムに続く二位の伸び率である5.8%であり、2016年は6.4%になると予想されている。

2014年にフィリピンは世界で三番目に海外送金の多い送金先となった。海外送金はGDPの10%を占めるなど、とても安定して経済成長に貢献している。2015年の8月には前年の12月からの、海外からの直接投資額が5兆2億円と前年同時期に比べて74%の増加となった。一方で、2015年の1月から9月までは5.5%の減少が見られた。しかしこの値は他の東南アジアの国々に比べるとインドネシアやタイに後れを取っており、まだ成長の見込みがあるだろう。

これらの経済成長をふまえて、フィリピンの不動産市場が活発化している。特に産業や商業用の不動産やオフィスの不動産取引が盛んである。2014年にはJLLの東南アジアで不動産市場が最も活発化している国として選ばれている。2015年にはJLLはマニラを世界の不動産投資先のトップ30として指定している。2030年にはマニラの高いGDP成長率をふまえると世界のトップ18には入るだろうと予測している。

メトロマニラではオフィスの需要が高まっている。供給はどんどん増えているが空室率は変わらないため、賃貸が増えている。一方で居住用の物件は価格と賃貸料の安定的な上昇を見せている反面、コンドミニアムの販売量は7%減少した。将来的には比較的小さいサイズのコンドミニアムの人気が高まると予想されている。この人気傾向はさらに賃貸料と物件価格の上昇につながるであろう。

カラバルソンはマニラ首都圏に続き、フィリピンの経済成長において重要な都市である。カラバルソンはマニラに近いので労働者の居住用の物件の需要が高い。そのため、戸建ての物件は安くても220万、高くて7760万円する。このエリアのタガイタイは休暇用の家、コンドミニアム、ビーチの前の家などが一般的である。

セブは中心地のビジネス街やビーチ、世界屈指のダイビングスポットに近いので、不動産購入者や観光客にとってはとても魅力的だ。特徴的なのは80%ものフィリピンの運送会社がセブに集まっていることだ。また、デベロッパーたちはここ数年で商業施設や居住地などが混ざった地区の開発を進めている。

ダバオは持続的に成長する地域経済によって不動産投資が盛んである。特にコンドミニアムは2009年には1203しかなかった取引数は2014年には6768へ54%伸びた。また、デベロッパーのSMグループはショッピングモールの建設、Megaworld Corp.は3億3千万の住宅地を開発する予定だ。

ルソン島では、1990年代から不動産投資が盛んであり、例えばパンパンガの旧クラーク空軍基地は現在では経済、産業、観光などの中心地である。デベロッパーによる投資は近年でも続き、Ayala Landは2014年に住宅商業地の建設に乗り出しており、さらには政府による開発も進んでいる。