2017-09-06

【マレーシア不動産賃貸リアル体験談】サイバージャヤ移住後、4回の引っ越しを経験済みの角南さん

  • 海外不動産コラム

海外不動産購入経験者インタビュー

セカイプロパティ編集部が、海外不動産物件賃貸経験者にインタビューを行いました。今回は、マレーシアで就職され、現在、サイバージャヤでお仕事をなさっている角南雅大さん(日本/男性/36歳)にご協力いただきました。マレーシア現地ならではの予想外の出来事など大変興味深くお話をお伺いすることができました。






1.マレーシアで不動産を賃貸された目的を教えていただけますか?
マレーシアで就職をしたので住むためにこのコンドミニアムを2016年11月から借りています。今年でマレーシアに来て7年目になります。家賃は月MYR850(約22,950円)でカーテン、エアコン、セーリーファン(天井についているファン)は備え付けでした。



2.サイバージャヤの物件を賃貸した理由を教えていただけますか?
理由はたくさんあるんですけど、一番は会社まで電気スクーターで約4分、徒歩でも約10分でとても近かったからですね。この物件が一番近かったので。他には、スポーツ施設が充実していて、フットサルコートがあることやプールがとても大きくて、周りに椅子があったり、ジャグジーまで完備されているところも良かったですね。敷地内にレストランがたくさんあって便利なところも決め手の1つでした。あと、これは住んで思うことなんですが、何と言っても部屋からの眺めがとても良いんです。特にコンドミニアム内の夜のライトアップが綺麗です。



3.物件を賃貸するまでの流れを教えてください。

探し始めてから決断までの期間は3週間です。前住んでいたところの契約が切れてしまい、ちょうどこのコンドミニアムが完成したので、ここにしようと即決でした。契約が切れる前に家を探すため、不動産業者に頼んだり、インターネットを利用しました。マレーシアの不動産検索i Property(アイプロパティ)やFacebookを利用しました。最近は、Facabookで物件情報を掲載していたりするんですよ。無料で利用できますから、使わない手はなかったですね。本当に多くの物件があったので、まずは自分の中で値段の検討をつけました。次に、この物件が良さそうだなと目を付け、そこに書いてある担当者の連絡先にコンタクトを取りました。そして、内覧しました。不動産業者を利用した際には、「バスケットコートとフットサルコートがあって、プールが部屋から見えて、高層階が良い。」との注文をして、この物件を見つけてもらいました。高層階にしたのは、マレーシアは年中暑いので、少しでも高層階の方が涼しい風が入ってくるのかなかなとの考えからです。実際住んでみて、とても涼しいのでここに住んでよかったなと満足しています。

契約に関しては、業者がほとんど行ってくれたので、僕がしたこととしては、契約書にパスポートナンバーや氏名を記入して、サインを書いたくらいですね。もちろん全て英語の契約書でしたが、もう7年も居るので、さすがに慣れましたね。ただ、マレーシアは賃貸でも登記書が必要になるので、そこが少し日本と異なるところですね。登記書を申請する際に不動産登記印紙税(スタンプフィー)と呼ばれる印紙税がかかるんですが、業者と折半になります。このコンドミニアムを借りようとした時は、値引きをしてもらってMYR200(約4,700円)払いました。印紙税は賃貸の期間と家賃によって決まります。でも、勝手に無料になる時もあります。僕の知り合いは友人に賃貸の手配をお願いしたみたいで、印紙税を払わなかったと言っていました。友情の証か何かでしょうかね。それにしても、賃貸は本当にお金も手間もかかりません。全体の流れとしては、部屋を決めてデポジット(保証金)を払い、本入居日までに残りの家賃を払って契約書にサインをして、ついに入居になる。入居日に鍵をもらって、2~3週間後、契約書の控えが届きます。業者が僕とオーナーさんの間を動いてくれて、わざわざ契約書を持って僕の会社まで来てくれていました。日本だったらこちらが行くという形になりますが、マレーシアはこちらに来てくれることが主流のようです。今までに4回引っ越ししていますが、全てそうでしたから。本当にすごい楽でした。

決断から住み始めるまでの期間も3週間でした。実は、建設前から目を付けていたんです。ですので、完成したと同時に引っ越しの準備をしたので、3週間という短期間で住み始めることができました。引っ越しは業者に頼まずに自分で行いました。自分の車で大きな物以外は運びました。引っ越しが好きなので、このコンドミニアムが4件目ですが、全て自分で行っています。冷蔵庫も洗濯機も車で運びました。ただ、ベッドだけは大きくて厳しかったので、トラックを手配しました。サイバージャヤでは、よくその辺に生えている木に木の板でできた宣伝が括り付けられているんです。それに「LORI」と書いてあるんですけど、そこに電話しました。ですが、その業者に頼むことは危険ですので、気を付けてください。元々、MYR130(約3,510円)の料金だったはずが、MYR250(約6,750円)になってしまったんです。業者を1人で頼んだんですが、当日、勝手に3人来て、「3人来たんだから、3人分の代金払って。」と言われて、値段を吊り上げられたんです。ローリーを頼むときはマレーシアの知り合いに聞いて、しっかりと選んだ方が良いです。僕の周りの方は日本人だけではなく、ローカルの方も被害にあってますので気つけてください。



.マレーシア不動産賃貸時に懸念点、マレーシア現地でしか起こらないような予想外のことがあれば教えていただけますか?
物件に関して言うと、コンドミニアム内で不具合が起きることですね。トイレのふたががたがたしたり、ドアノブや水道の蛇口に関しての設置は本当に雑です。日本製品ではないので、壊れやすいですね。メイド イン ジャパンに憧れます。ただ、オーナーさんに言えば、すぐに直してくれます。契約の時に連絡先を教えてもらえるので、What’s Appで連絡を取り合っています。でも実際のところ、何回も壊れるのでその都度修理してもらうのも悪いので、自分で直してしまいますが。あと、業者の修理を頼むとすごく待たされるんですよ。それに作業が雑ですし。どうしてもマレーシア以外の国から労働力を雇っているので、そうなってしまうのかもしれません。他には、グリルドア(鉄格子付きのドア)の鍵が閉まらなくなったり、鍵穴を固定するネジが取れてしまったり、天井が落ちたこともあります。実際に自分の家の天井が落ちたわけではないですが、友人が経験をして、それを見に行きました。こんなことあるんだと思いました。

マレーシアでの生活に関して言うと、クアラルンプールにブキビンタンという場所があるんですが、そこの道路が陥没したと聞いた時は驚きました。負傷者や死亡者は居なかったようなので、良かったですが。あとは、電車の窓ガラスが割れていたり、車の車体が壊れているのに平気で走行していることやヘイズです。インドネシア政府が欅を行う時に発生するのですが、本当に困りました。


5.マレーシアの魅力を教えていただけますか?
物件に関して言うと、本当に良いんですかというくらい安いことです。日本では考えられないくらい家賃は安いです。

マレーシアでの生活に関して言うと、色々な国の料理があることです。中東をはじめ、西洋、日本料理もあります。僕がびっくりしたのは、アフリカ料理まであったことです。僕の住んでいるサイバージャヤ内にたくさんあります。シンガポールはとても厳しいこともあり、マレーシアにはウクライナやモンゴル、中国、紛争地帯など色々な国の方、色々な世代の方が来ていますから、多種多様なレストランがあるんでしょうね。探求心がそそられるくらい、多くの飲食店があります。他にも、紛争地帯から来た移民の方を支援するローカルのボランティア団体があったり、マレーシアのそういった寛大さや人がとても優しいところが大好きです。



6.マレーシアで不動産賃貸を検討中の方へアドバイスをお願いします。

とにかくマレーシアに来てみてくださいの一言です!マレーシアでは、たくさん仕事がありますので、仕事を探しながら、気軽に来て、家を借りてみてください。現地就職してみたら楽しいですよ。ぜひお待ちしております。







■角南 雅大(すなみ まさひろ)さん 

マレーシアへの移住を決意し、現在、サイバージャヤにあるIT関係の企業に勤めている。今年でマレーシア在住歴7年目。


※このインタビューは、実際のご購入者さまにインタビューした内容を掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(株式会社ビヨンドボーダーズ)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において海外不動産投資・購入などを行ってください。