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2017-08-23

【専門家コラム】海外不動産投資は儲かるのか?!

  • 海外不動産コラム

海外不動産を購入する際に、やはり気になるのは、投資によって儲かるかどうかということだと思います。今回は、シンガポールで会計事務所を運営し、ご自分でも国内外で不動産投資をされている、公認会計士の植崎紳矢先生に「海外不動産投資は儲かるのか」についてお話して頂きました。



Q. とてもストレートな質問となりますが、海外不動産は儲かるとお考えでしょうか?

A. ごく一部ですが、可能性はあると考えます。

例えば、ハワイの不動産とか、為替で勝ったという話もありますね。



Q. 先生のお知り合いの方には海外不動産を投資されている方も多いとお伺いしました。その方々の儲かった秘訣や実際にされている取り組みなどを教えていただけますか?

A. 共通しているのは自分で独自のルートを掴んでくる方は多いですね。私の周りは玄人が多いからかもしれませんが、日本で大きくプロモーションされている物件、新築物件にはあまり手を出さない人が多い印象です。

あと、間違いなく言えるのは、みなさま現地に視察に来られます。それで現地で日本人だろうが外国人だろうがローカルの現地エージェント、またはローカルで情報を持っている方とのコネクションを持っている方が多いですね。生の声を聴いて、自分で評価付けをしてみたいな形です。

あとは中古の物件を買う人が多い気がします。いわゆる新しいプロジェクトで400個の大規模で近隣も開発してみたいなものはデベロッパーが価格を引き上げて、儲ける為に色々なプレゼンを用意したりしているので、勝っている人は意外と手を出さないですね。更にそのイメージが巷に広がって買う人はいるけど儲けている人はあまり見られないのではと思います。買ってる人たちは意外と現地で面白い中古案件だったり彼らなりの座標軸があるのではないかと思います。

余談ですが、日本で投資をしている人たちが海外でも行うということであれば、自分なりの不動産の哲学だったり投資の座標軸があるでしょうから、それをベースに現地に行って話を聞いてみるというのも面白いでしょうね。



Q. 弊社のお客様の中には、都心部ど真ん中に位置する物件が好きみたいなのですが、他の投資家さんで儲けている方は、都心ど真ん中の物件になるのでしょうか?

A. 確率でいいますと、ど真ん中物件の方が全然多いと思いますね。それは需給の話で、ハワイなんかもそうですけど供給が限られているために値段が下がらないんですよね。

ど真ん中以外の事例で申しますと、オーストラリアとかも土地がいっぱいあるのによく見てみると制限がされているんですよ。例えばそこですごく成功されているお客様を知っているんですが、貸倉庫のような業務をやっていて、なんでオーストラリアで貸倉庫をやるのかと聞いたんですが、その地域は政府の政策で貸倉庫にできる地域が限られていて、需要はあるのになかなか供給が追いつかない地域だったみたいです。なんとその貸倉庫では、稼働率90パーセント程度あるそうです。彼らは日本でも同じ事業をやっている人たちで現地で信頼できるローカルエージェントを探して何度も現地に足を運んで自分の目でしっかりと現地を見ていますね。

後は需給ですね。逆に失敗してしまう例としては、中国人のデベロッパーなどがそうなのですが、一個成功したとしたら彼らは「隣にもやろう」と必ず思うわけです。しかし隣に開発が出来てしまうと供給がどんどん増えていき、気が付いた時にそこの地域で消化できるような数をはるかに上回る供給がなされていたりする地域がとても多いんですよね。政府も口利きなどがあってデベロッパーと結託することで外国人投資家だけがお金を入れている状況になってしまう。そして気が付くと売れない、貸せないという状況に陥ることがありますね。



Q. 最後に先生から投資家の方へのアドバイスをいただけますでしょうか?

A. 今の若い世代の人たちには、色々な意味でチャレンジしてほしいですね。不動産投資をやると言って結果やらない人というのは多くいますので、まずは決断して実行してほしいです。またその際には、金融に関しては何となく買うというのではなく、ローンや購入後の資産運用を考え、借入をしたらどうなるかとか、その後賃貸して、売却するときの数字に関しては、自分なりの分析をして自分なりの決断をしていくのがいいと思います。




インタビュー話者:植崎 紳矢

所有資格:不動産鑑定士(日本)、

公認会計士(シンガポール、米国)、CFP、

1級ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士(日本)

事務所名:Access Advisors Asia Pte. Ltd.

専門分野:シンガポールでの会計、税務サービス、

日本及び海外での不動産投資


経歴:

東京大学経済学部卒業、1995年米系証券会社に入社。

機関投資家向けに金利、為替をベースとした金融派生商品(デリバティブズ)の開発に従事。

2000年同社を退社。その後、親族の不動産会社にて外国人投資家向けに資産運用コンサルティングを行うかたわら、

自らも不動産投資、中小企業向けの投融資を行う。

2012年日系銀行入行。投資銀行部門において富裕層向けの金融サービスの提供を行う。

2013年シンガポールに移住、アクセス・アドバイザーズ・アジア社を設立。

シンガポールに進出する日系企業の会計、税務サービスや富裕層個人の投資の提案などを行う。