2017-08-01
【エリア紹介】プノンペン(カンボジア)
- 海外不動産コラム
プノンペンってどんなところ?
プノンペンはカンボジアの首都であり、行政、分野、経済の中心地である特別市である。カンボジアの南部よりの中心地に位置し、メコン川とトンレサップ川の合流地点にある交通の要衝である。プノンペンという名はクメール語で「ペン(夫人)の丘」という意味で、信心深いペン夫人が川から流れてきた仏像を見つけ手厚く祀ったことに由来している。プノンペンが首都として機能を始めたのは1880年代のノロムド王時代であり、フランスの統治下で都市が整備された。しかしポルポト時代には市民は地方への移住を強要され、街は荒廃してしまう。しかし内紛を終えた1993年に新カンボジアが誕生し、活気を取り戻す。その後はカンボジアの政治の中心都市として発展を続けている。
プノンペンの市内は、フランス植民地時代の面影が残る美しい街並みが残っており、「東洋のパリ」とも呼ばれた。プノンペンの面積は678km2で、人口は約160万人である。
プノンペンで知っとこ!
カンボジアの国内総生産の約60%はプノンペンから生み出されており、経済の中心地である。プノンペンには輸出加工産業の集積、雇用機会の創出などを目的に一定の区画が工業団地として整備されており、その工業団地は経済特別区として機能している。近隣のASEAN諸国では人件費高騰などの影響により、さらなる安価な労働力を利用できる製造業、農業分野においてカンボジア、特にプノンペンへの外資の進出が見られる。
またプノンペンには日系企業の進出も増えるに伴い、日本人学校の開校、イオンモールプノンペン2号店が2018開業予定など日本人が住みやすい生活環境が整いつつある。また日系企業が多く進出しているタイのバンコク、ベトナムのホーチミンへの行き来もしやすいことから注目されている。
プノンペン首都圏ではインフラ整備が都市の加速的な成長に追いついておらず、交通の面では交通渋滞の悪化も見られる。そのため公共バス3路線開通などが行われたり、空港からプノンペン市内間にモノレールを開通する予定などが進んでいる。
プノンペンの注目不動産投資エリア
- ドーンペンエリア
プノンペン市の重要部であるドーンペンエリアは、プノンペン北東部に位置し、オフィスビルやスーパーマーケットがあり多くの観光客で常に賑わう場所である。特にフランス植民地時代の建築物が残る街であり、西欧式の都市計画に基づいて作られた街の様子も残る。カンダール市場やオールドマーケット、ウナロム寺院などが立つ地域でもあり、外国人観光客が多く訪れるエリアである。
- チャムカーモンエリア
サービスアパート・コンドミニアムが一番多いエリアである。2014年にはイオンモール1号店がオープンしたエリアであり、また日本食レストランやインターナショナルスクールがあるなど日本人にとっても住みやすい街である。
- トゥールコックエリア
プノンペン北西部にある閑静な高級住宅街で、現地の富裕層や外国人が多く住むエリアである。TKアベニューと言うショッピングモールが近くにあり、現地人のオシャレ好きな若者などが集まる。また在住韓国人が多いエリアでもあり、韓国料理店が並ぶ一帯もある。
- 7Makara
国立オリンピックススタジアムがあるエリアで、周辺ではコンドミニアムなどの建設が増えている地域である。またオルセーマーケット、オリンピックマーケットなど大きなマーケットもある賑やかなエリアでもあり、外国人にも人気のエリアである。

